GW-US54GXSについて
Planex社製 GW-US54GXS
PSPでMHP2Gなどのゲームをする際、近くにいる人としか通信プレイはできませんが、インターネット回線を経由して離れた人とプレイすることが可能です。Xlink KaiというソフトとUSB無線LANアダプタを使用します。
無線LANアダプタはいろいろなメーカーからさまざまな商品が出ていますが、Planexの販売しているUSB無線LANアダプタはXlink Kaiの動作を公式サポートしています。中でもGW-US54GXSは一番使用者が多く、お勧めです。PCの環境によってはGW-US54Mini2のほうがいい場合もあります。
不安定な動作
この方法を使えば遠く離れていても遊べるということで大変便利なのですが、ソフトやハードが若干不安定という欠点があります。
不安定な要素は二つあって、ひとつはソフトがPSPおよびアダプタを認識しなくなったり、重くなったり、落ちてしまったりすることがあるということです。重くなったり、落ちてしまうのはPCのスペックや相性の問題だと思われます。幸い、私の環境ではそのようなことは現在ありません。(以前、ブルースクリーンになるという不具合はありましたが改善されたようです。)
Xlink KaiがPSPやアダプタを正しく認識しなくなった場合はXlik Kaiを再起動することで直ります。
もうひとつの要素は、アダプタがPSPおよびその他のワイヤレスデバイスを認識しなくなることです。これは、熱暴走が主な原因ではないかといわれています。というのも、アダプタをしばらく接続していると大変熱を持つためです。
熱暴走対策
熱暴走を回避するためには、PCと同じように空気の流れをよくしたりヒートシンクを取り付ける方法があります。
アダプタには大きなチップが二つあり、特に大きいほうが熱くなります。もう片方の小さいほうは裏側に金属があるのと処理が少ないためか発熱は大きいほうより少ないです。
分解する
ネジや接着による固定ではなく、爪によって固定されています。ケースの隙間に爪やマイナスドライバーなどを入れてやれば自然と外れるはずです。私は爪でやりました。マイナスドライバーだと傷が多少付いてしまうかもしれません。
ケースをはずすと右のような形になります。外側のケースにはプラスチック製のような薄いシートが付いています。デザインのためのようで特に必要はないのではずしてしまっても結構です。はずすとスケルトンになります。
ヒートシンクを取り付ける
チップが小さいので大きなヒートシンクは取り付けられません。チップの大きさは大体10mm四方です。これに合うヒートシンクがあればいいのですが、手元にはなかったのでメモリ用のヒートシンクとバッファとして銅板をはさむ方法を考えました。
銅板の熱さは1mmもあれば周りのセラミック抵抗とは干渉しなくなるはずです。後で気づいたのですが、ケースを閉じて使う場合は1mmたと外側までバッファが届きません。2.5~3mm位は厚みが必要なようです。
完成
ごらんのようにバッファの銅板しか取り付けられませんでした。予定ではケースから銅板がはみ出していて、そこにメモリ用のヒートシンクをつけるはずでした。
ケースを取っ払ってしまえば銅板にメモリ用のヒートシンクを取り付けることができますが、ケースに穴を開けて若干銅板の分熱容量が増えたということで今回はここでおしまいにします。
この状態で、USBに接続すると銅板が結構熱くなりました。通信は行っていない状態ですが、60度前後でしょうか。冷却の効果は未検証ですが、効果があって気が向いたらメモリ用のヒートシンクも取り付ける作業をしようと思います。
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