飼育の準備
熱帯魚を飼おうと思ったきっかけは、水冷化するために用意した水槽やポンプでした。水冷には使用せず、何もいれずに放置していたので何か飼ってみようと思ったのです。
そんなきっかけからでも、どんな人にも熱帯魚を飼えるように飼い方を紹介します。
アクアリウムのイメージ
アクアリウムには「水族館」という意味と、「水槽」という意味があります。熱帯魚でアクアリウムというと単なる水槽というより魚や他の水棲生物があふれる水族館の意味に近いかもしれません。

いざ、飼おうと思ったとき大体はイメージがわいていると思います。どんな風なアクアリウムを作り上げるかによって飼い方や使用するものが違ってくるのでなるべく先にイメージしておきましょう。
考えるべき点は、まず
1.飼う魚の種類
2.水槽の大きさ
3.水草水槽にするか
の3つぐらいでしょう。
- 飼う魚は一番重要でしょう。それから水槽の大きさやろ過、底砂、混泳させる魚などが決まってきます。
- 軽くはじめたいなら水槽の大きさは、45cm位が好ましいです。今後もまあまあ本格的にやりたいのならば60cm水槽がいいでしょう。それ以上の大きさは初心者は下手に手を出さない方が賢明です。
- 水草水槽にするかどうかで二酸化炭素を添加するかどうかとろ過器の種類を左右します。初めのころは育てやすい水草を栽培するといいでしょう。
準備するもの
ある程度イメージが決まったら、必要なものをそろえましょう。
最低限必要なものは、
- 水槽・設置台
- ヒーター・サーモスタット
- ろ過器・ろ材
- 熱帯魚
- 餌
- 照明
- 底砂
- 水温計
- カルキ抜き
- エアーポンプ
- 流木
- 隔離ケース
- 薬
- 水質調整剤
- 検査薬
- カルキ抜き
- ホース・バケツ
詳しくは、道具や器具で解説しています。
セットアップ

準備が整ったら水槽の準備をします。
まず、使用するものは一旦水洗いしておいた方が安全です。底砂は必ずにごりが取れるまで洗浄してください。(ソイルは洗わなくてよい)
洗浄が完了したら、いよいよ水槽を準備します。底砂をまず水槽に入れてから、底砂が舞い上がらないように水を入れます。そして、ヒーター・サーモスタット、ろ過器、アクセサリーや水草、水温計などをセッティングします。
セッティングが完了したら、水を一日放って置いてカルキ(消毒用の塩素)を飛ばすかカルキ抜き(ハイポなど)を使用してカルキを抜きます。そして、ろ過器やヒーターの電源を入れてください。
この後すぐに、熱帯魚を入れてもかまいませんが水質に敏感な魚の場合ストレスを与えて最悪の場合死んでしまいますので1週間このままにしておけば完璧です。丈夫な魚ならすぐに入れても大丈夫です。
水槽を立ち上げてから時間がたてばたつほど安定してくるので飼いやすくなってきます。それまでは、なるべく気をつけて飼育するようにしましょう。